6 posts tagged “web 2.0”
矢野顕子とレイ・ハラカミとのユニットである yanokami のアルバムが出たというニュースは,随分前に聞いたような気がしたが忘れていた。で,この前 Last.fm 聞いてたら,たまたま yanokami の曲が流れて「そういえば!」と思い出したのだった。よかったよかった。
私は,本と同じく CD も(よっぽど入手困難なものでない限り)ネットでは買わないようにしていた。際限なく買いまくって大散財してしまうのが目に見えているからだ。そこで,上述のように大事なことをやっと思い出して,えんやらやっと近所の某書籍量販店まで行ったのだが, CD コーナーのどこに件のアルバムがあるのかさっぱり分からない。一応ジャンル分けされていてアーティストの名前で昇順に並んでいるわけだが,そもそも「yanokami のジャンルって何?」ってところでけっ躓いてしまった。
私が学生のときは音楽ジャンルはとてもシンプルだった。若い人が聞くのはニューミュージックで,年寄りが聞くのは演歌か民謡。オタクはアニメコーナーに行って,いかにも知ったような顔をした人はポップスのコーナーに行く。「ニューミュージック」ってのは要するに「その他」と同義で,かつてはそこを目指せば目的のものが買えたものだった。今は「その他」に該当するジャンルがない。 J-POP って何? 子供向けのポップス? ってな感じで今時のおぢさんにはもうわけが分からない。
そんなこんなでひとしきり悩んで探し回った挙句,決めました。「もう Amazon でいいや」。その代わり買うのは月に1タイトルまで,と縛りを設けておく。これで散財することはあるまい。私の場合,本を買うときのように漫然と棚を眺めて面白そうなタイトルをひょいひょいと衝動買いする,というようなことは CD に関してはない。最近は CD を買うこと自体めっきりしなくなってるしね。 BGM が欲しければ Last.fm で適当なタグを放り込んで音を流しているほうが全然知らない曲とかも聞けて楽しいし。
とか書いてるうちに iTunes へのインポートが終わりました。まぁ既にネットで暮らしている人には「何を今更」な内容なんですけどね。
Fastladder は Web 上で動作する RSS リーダ(RSS Reader)です。この Spiegel's Trunk トップページ右下にも「この記事のフィードをRSSリーダーでチェック」というリンクがありますが,このリンク先のファイル(「フィード(feed)」と呼ばれています)を読み込ませて表示するのが RSS リーダです。複数サイトのフィードを集めていっぺんに表示させることができるので(このため RSS アグリゲータ(RSS Aggregator)と呼ばれることもあります),ひとつひとつサイトを巡回しなくても RSS リーダで更新状況をチェックすることができます。
今では RSS リーダとして様々なものが公開されています。単独のデスクトップアプリケーションとして動作するもの,電子メールソフトに組み込まれているもの, Web サービスとして公開されているもの,などです。私は色々なソフトを遍歴したのですが,今は Bloglines で落ち着いています。ただ,最近の Bloglines は時々挙動がおかしいんですよね。で,予備系として使えそうなものを探していたのです。 Web サービスとして公開されているものも色々あるのですが,使い勝手がいいのってあまりないです。「はてな」の RSS リーダとか Google Reader もイマイチだったし。(まぁ,今や RSS リーダは(テキストエディタと同じく)文房具に近い存在なので,使い勝手は人によって違うと思いますが)
日本語圏向けとしては livedoor Reader が評判いいのは以前から知ってましたが, livedoor に関しては個人的な恨みがあるので,「livedoor のサービス(厳密には livedoor ID を要求するサービス)なんか絶対に使うまぁ!」と心に決めスルーしていました。それで今回の Fastladder の発表があったわけですね。
第一印象としてはかなりいい感じ(初期設定ではかなり待たされたけど,まぁ最初だけだから)。フィードを1,000個登録しても性能が落ちないというのは伊達ではないかも。ただ Bloglines から乗り換えるほどのインパクトはないかな。レーティング機能やピン機能は面白いけど,私の場合,レートの低いフィードは端から登録しないしピン機能もソーシャルブックマークで完全に代替できるしなぁ。数年前ならともかく, Web 上のコンテンツが爆発的に増加している状況で各サイトを直接巡回するっていう発想は時代遅れになりつつあると思います(つまり様々な情報が集まる「ハブ(Hub)」サイトをいかにして見つけるかってことですね)。でもまぁ予備系としてなら必要十分って感じです。 Bloglines が本格的にダメっぽくなってきたら改めて乗換えを考えようかな。
livedoor Reader やその英語版である Fastladder に興味があればこちらにべた褒め記事があるので参考にされるといいと思います。
というわけで,私も参加してみました。
自分ポータルというよりはむしろ「プロフ」という感じ。ケータイユーザではなく PC ユーザ向けにプロフを作るとこんな感じになるのかなってところでしょうか。 Twitter にも対応すれば面白いのに(笑)
というわけで試しに私も登録してみた。
『裏技デジカメ術』はタイトルがちょっぴり胡散臭い気もしますが実は結構お薦め。中身は裏技というほどではないですがカメラ使いの基本がきっちり押さえてあります。特にコンパクトカメラを使う人にはお薦め。撮った画像データの加工についてもツボを押さえた解説があります。私は「カメラの楽しさの半分は暗室作業にある」と思っていますのでこういう解説は参考になります。そうそう,最後の章はカメラ選びのポイントについても解説されていますので,これからカメラを買いたいって方は参考になるかも。
最近判決が出た Winny 裁判に興味のある方は佐々木俊尚さんの『ネットvs.リアルの衝突』はとりあえず押さえておきましょう。結構踏み込んだルポになっています。これの感想はいずれ本家のほうで。
部分的には若干異議あり。この本ではやたらと「技術革新」という言葉が出てくるが、今起こっているのは決して技術革新ではない。確かに Google は技術的に見ても凄い会社だし、それを指して「技術革新」というのは悪くないと思うのだが、Web あるいはもっと広くネット全体の流れで見た場合はちょっと違うと思う。
Google が提供するのは増殖し続ける超巨大なメモリ空間とその上で動くツール群であり、それはインターネットそのものをプラットフォームとする OS である。確かにこんなものを構築してしまった Google は化け物のように凄い。が、今「Web 2.0」などと呼ばれ騒がれているのはこのレイヤではなく更に上の「プロファイル」(Java の用語でゴメン)とでも言うべきレイヤだ。そしてその中身は「技術革新」ではなく「技術マネジメント(経営)」とでも言うべきものだろう。つまりあるアイ デアを持っている人に対してそのアイデアを実現するのに必要な技術要素を届ける新しいしくみが「Web 2.0」だと思う。(もちろん「Web 2.0」のプラットフォームを牛耳ってるのは Google なのだから、現時点では Google が圧倒的に有利なのだが)
実際「Web 2.0」の要素技術といわれているものに目新しいものはひとつもない。私は1999年頃から2003年頃まで主に企業向けの Web アプリケーションの開発に参加していたが、内製品とはいえ既に AJAX などに相当するものは存在してたし、それらを効率的に扱うためのフレームワークもできていた。私たちプログラマの仕事はフレームワーク上のソフトウェア部 品同士を繋ぐことであり、それはまるで子供が電子ブロックで遊んでいるようなものだった。実に退屈な作業! このとき漠然と「これがプログラミングだというのならプログラマという職業はいらなくなるな」と思った。それが確信に変わったのはネット上にある梅田望夫 さんの文章を読むようになってからだ。
ぶっちゃけて言うなら、技術面で見る「Web 2.0」はソフトウェア技術をプログラマから解放する運動である。ソフトウェアの大衆化と言ってもいいかもしれない。かつてのフリーソフトウェア運動はソ フトウェアを(それを独占する)企業から自由にしたが、プログラマ(あるいはもっと広くプロシューマ)のものであることには変わりなかった。「Web 2.0」はそれをもぶち壊す可能性を秘めている。私のようなやくざなプログラマが職を失い(プラットフォーム・レイヤ以下で活躍されているプログラマは今 後も生き残るかもしれないが)、ソフトウェア技術が本当にそれを必要としている人に届くようになったときに何が起こるか(あるいは何も起こらないか)はこ れから分かってくるだろう。それが「本当の大変化はこれから始まる」という言葉の本当の意味だと思う。
ってな説明はどうか、おぢさん向けに。
(追記)
「戯れ言++」に記事を書きました。同じ内容ですがもう少し分かりやすく書いたつもり。